7代駒沢利斎造『桑煙草盆』(共箱)千家十職 トップ

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制作されてから少なくとも170年は経過しており桑木地の木目が美しく味わい深く育った、手付き煙草盆です。三千家からも寵愛された指物師7代駒沢利斎ですので、上質な桑と鍛錬された技で仕上げられています。7代利斎は駒澤家中興の祖と呼ばれるほどの名工ですので、指物の技を本作でも随所に見て取ることが出来ます。珍しい共箱で、蓋表に『桑田葉粉盆 指物師 利斎』として印が捺してあります。煙草盆の裏側に『リ』印が刻印してあります。底板に亀裂がありますが、木地ゆえの経年変化とお考え下さい。材質がしっかりしておりますので、使用への支障はございませんのでご安心ください。 幅25.6㎝ 奥行16.5㎝ 高さ9.2㎝(箱部分) 22㎝(手付き含む)  共箱。 ▢7代駒澤利斎(こまざわりさい) 明和7年(1770)~安政2年(1855) 指物師。6代の実子が寛政10年(1798)に32歳の若さで亡くなったため、娘の婿養子となって家業を継ぎ、駒澤家中興の祖とされる。指物の技量と共に世才にも優れ、表千家9代了々斎には特に重用されて、今も駒澤家の玄関に掛けられている「御茶器 さしもの師 駒澤利斎」の暖簾と、「曲尺亭」の号を授かった。漆工としても名高く、6代に続いて春斎の号で優れた作品を残している。天保11年(1840)に古稀を迎えて隠居する際に「少斎」という号を授かっている。 【参考資料】 茶人の花押 淡交社 茶道本舗 "和伝.com" #茶道具 #茶わん屋食堂 #千家十職 #煙草盆 #莨盆 #指物師 #駒沢利斎 #正客 #濃茶 #薄茶 #茶道 #千利休 #表千家 #裏千家 #武者小路千家 #桑 #木地 #茶道 #古美術 #茶室 #茶会 #京都 #茶の湯 #美 #アート

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